<66回生>春季大会 神戸地区大会の結果
今年度より従来の神戸市内の4支部が統合し、名称も”地区大会”と戻った。
さらに、春季県大会出場校も倍増されることになり、15年ぶりの県大会出場とシード権獲得を狙う。
期待されながら、秋に悔しい思いを味わった長田ナインが、このオフの成果が試される大会。
組み合わせは神港学園と同ブロックとなった。
【2回戦】 長田7-2須磨東
<戦評>
春季大会初戦の相手は須磨東。
3回、長田は1死1塁から1番・藤岡が中越え本塁打を放ち2点を先制。しかし、先発・金丸が4回に適時打、5回には被弾と同点に追いつかれてしまう。その直後の長田、1死満塁から5番・高村の2ベースヒットで2点追加。さらに7回にも高村、6番・谷口の連続2ベースヒットなどで3点を追加し、試合を優位に進める。投げては、金丸、大西、岡田の3投手による継投。6回以降、走者は出すものの2塁を踏ませず、そのままゲームセット。Aブロック準決勝へ駒を進めた。
【準決勝】 長田8-6神港学園
<戦評>
2点を先制され追いかける3回、長田は1死1・3塁で2番・山口の右中間3ベースヒットで同点。その裏、四球や失策絡みから1死満塁のピンチに1塁強襲安打、これがファールゾーンへ転がる間に走者一掃、さらにもう1点と4点を追加されてしまう。しかし、4回表には5番・高村と7番・松本の2本の2塁打で1点返し試合は後半戦へ。
6回、先頭の4番・秋宗の2塁打を足掛かりに、5本の長短打、四球、犠打、盗塁を重ね一挙5得点で逆転。7回に連続2塁打で1点を返されたが、走者を背負いながら粘り強く投げた先発・高村が完投し、このままゲームセット。
誉められた内容ではないが、強豪私学を相手に4点のビハインドを跳ね返し、見事に逆転勝利を収めた。
【決勝】 長田1-2兵庫商
<戦評>
序盤は互いに拙攻もあり、無得点。4回、先発・金丸が1死3塁から左前適時打を浴び先制を許す。6回にもエラーで出したランナーを左越2ベースヒットで返され2点目を献上。対して走者を出すものの、なかなか点を奪えない長田打線。7回、1死1塁から4番・秋宗が左中間を破る2ベースヒットで、1塁走者の山口が生還し1点を返すのが精一杯。結局、長田打線は8安打11残塁。常に塁上を走者で賑わしたが、兵庫商の技巧派左腕の前に要所を締められた形となった。
それでも、先発した金丸の投球内容や相手を上回る安打を放ったことなどの収穫はあった。地区大会の成果を持続させ、県大会への課題をこれからクリアしていくことが上位進出へのカギとなる。