こんばんは、3年の木下です。
69回生最後の日記となりました。
今日は主将三宅の日記です。

先日69回生最後のミーティングがあり、引退する69回生が1人づつ前に立って最後のメッセージを後輩たちに託しました。
その中で多くの人の口から語られたのが、全員が一体となって同じ目標に向かっていくことがなかなかできず、それがチームの結束を弱めてしまったということです。僕が入部したときに感じた長田チームとしての弱さ、それを変えようそして自分たちの力で甲子園に行こう。その気持ちでこの一年主将を務めさせてもらいましたが、結局自分だけの力ではどうにもできず、二年生がレギュラーの多くを占める中で、スタメンあるいはベンチにも入れない3年生に助けてもらうことばかりでした。その恩返しはチームが勝ち続けて再び甲子園に立ち、そのグラウンドに校歌を響かせることしかないと思っていましたが、チームを勝たせることもできず申し訳ない気持ちでいっぱいです。試合に出ている身として主将として、結果を出すことができなかったこと、最後まで中途半端に終わってしまったこと、本当に悔しいです。
春の甲子園。数多くの方に応援していただき支えていただいたおかげで得られたこの経験は僕だけでなく69回生の大きな宝物です。それでもやはり夏、再びあの舞台に立ちたかった。あの誇らしい思い出は今、悔しい思い出に埋もれています。
70回生のチームにはこの経験をさらに上に、69回生の辿り着けなかったステージで戦ってもらいたいです。僕のような不甲斐ない主将が作ったまとまりのないチームでなくて、もっと強く芯のあるチームを作って欲しい。チーム全員が一つの方向を向いて進むことができれば必ずもっと上に行けます。赤木主将を周りが助け、たとえぶつかってもバラバラになったりしない。そんなチームで再び甲子園に立ち、そのときに69回生のできなかった一勝を掴み取ってください。
最後にこれまで僕を1年間支えてくださった全てのOB、保護者、地域の方々、先生方、そして69回生のみんなとこれからの長田を創っていく70、71回生の皆さん、本当にありがとうございました。僕たちの夢の続きは後輩たちが叶えてくれるので、これからも長田高校をよろしくお願いします。

20160726